企業がポイントカードなど導入する際、

 

注意しなければならないことがあります。

 

それは・・・

 

「ポイントカード利用規約を作成する」ことです。

 

当たり前なことですが、

 

実はカード利用規約の存在しないケース・・・よくあります。

 

カード利用規約を作成する目的は、

 

「カード会員にカード運用など正しく理解していただく」ためです。

 

カード紛失など再発行の手順、

 

ポイント失効に関連することなど、

 

後々トラブルにならないようルール化するのです。

 

カード会員全員が、

 

このカード利用規約を熟読しているかというと、

 

ほとんどの人は読んでいないかも知れません。

 

しかし、カード利用規約があったおかげで、

 

トラブルが最小限で済んだり、

 

万が一、法的な問題へ発展したとしても有効となります。

 

公的機関(経済産業省)も消費者とのトラブル回避のため、

 

企業に対してポイントカード利用規約の作成を推奨しています。

 

カード利用規約が存在する意味として、

 

利用規約は「企業の宣言」と捉えてよいでしょう。

 

この中には、

 

「スタッフ全員が正しいカード運用の義務を果たすこと」

 

含まれているのです。

 

お互い気持ちよくカード運用できることが、一番大切なことですから・・・。

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。