突然ですが、

 

「ポイントカードって、顧客に利用していただくカード」

 

として捉えがちですよね?

 

それが普通だと思います。

 

ところが、

 

「ポイントカードをパートやアルバイト向け」で、

 

利用している企業があるのです。

 

社内スタッフがポイントカードを・・・?

 

不思議ですよね。

 

では、どのように利用しているのでしょう。

 

それは、

 

スタッフの「出勤回数に対してポイント付与」されます。

 

特に、サービス業で土日や祝日の忙しいときなど、

 

頑張って出勤してくれたスタッフには余分にポイントを付与するのです。

 

ある期間で貯まったポイント数に応じて、

 

企業側がスタッフへ還元する仕組みになっています。

 

還元する内容は、「企業内の商品やサービス」が一般的です。

 

また、このポイント数を企業側が把握することによって、

 

今後の時給など調整にも活用しています。

 

最近、サービス業を中心に「人集めの難しさ」が問題になっており、

 

スタッフをつなぎとめる方法として考え始めたようです。

 

ポイントカードをある意味、身内で使うという発想がおもしろいですね。

 

どんなものでも、見方を変えることで、

 

新しいアイデアが生まれるという好例だと思います。

 

顧客は当然大切ですが、

 

スタッフも同じように扱う企業・・・素敵ですね。

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。