ビジネスにおいて、優良顧客が大切であることは間違いないです。

 

ただ、優良顧客が常に同じであることはないですよね?

 

諸事情により、優良顧客が変動することはあります。

 

そこで・・・

 

あなたは優良顧客について、「明確な基準」を設けて

 

「定期的な見直し」を行っていますか?

 

一般的に、何度も取引してくれる顧客を優良顧客とみなしますが、

 

通常、利用金額(回数)など数値化できるもので対象者を判断します。

 

そのとき、基準のひとつとして「期間」を必ず含めてください。

 

事業年度に併せて1年間とするケースが多いものの、

 

業種・業態によっては半年間にしてもよいです。

 

実際、分析すると優良顧客の変動を確認できることも多く、

 

次のステップとしてその原因調査へとつながります。

 

また、優良顧客をさらに細分化し、

 

VIP・プレミアムなどと分けている企業もあり、

 

期間終了を迎える前、その境界線上の顧客に対し、

 

企業側から何らかのアプローチを行っています。

 

優良顧客は永久に同じとは言えないため、

 

期間を設定し定期的な見直しをすることが必要です。

 

そんなに手間のかかる作業ではありませんが、

 

実施している企業が少ない印象を持っています。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。