あなたが、
もし「リピート性のある商品やサービス」を扱っているのであれば、
参考になるかも知れません。
あなたは、
「顧客ごとの商品やサービスの発注サイクル」を
しっかり把握していますか?
例えば、
この顧客は6ヶ月サイクルとか、12ヶ月サイクルとか・・・
「次回発注(来店)予定日」のことです(こちら側で決めても構いませんよ)。
私事で恐縮ですが、20年以上も前の話です。
当時の会社ではコンピュータ帳票を製造販売していました。
納品書、請求書、製造指図書、加工伝票・・・などです。
それら帳票の「受注もれ」を失くすため、
コンピュータを活用し「顧客ごとの帳票管理」をしていたのです。
ある意味、無料の帳票管理代行サービスですね。
運用方法として、
毎月、次月が発注予定の顧客へピンポイントでセールスしたところ、
ほぼもれなく受注できました。
この方法によって、次のような効果がありました。
①月初に「翌月の売上確定」ができたので、他の商談を有効に進められた。
②売上の大きい顧客の帳票を、「他社に取られなく」なった。
③「至急分が減り」、製造現場から喜ばれた。
また、顧客には「自社の帳票管理をしてくれている感覚」があり、
比較的値引き交渉もなく受注できました。
当時、
このようなセールススタイルを採用している企業は少なかったので、
ちょったした自慢でしたね。
顧客管理の点から考えると、
こちらからコンタクトすることで、相手(顧客)の印象も良く、
信頼関係をつくりやすかったです。
サプリメントなど販売している通販企業は、
今でもこの方法を上手く活用していますよね。
このように、他企業のセールススタイルの中には、
少しアレンジするだけで、
自社のセールス効果を上げられる方法が隠れています。
あなたも、それを是非見つけましょう!
この記事を書いた人
- 大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。
この投稿者の最近の記事
- 顧客管理2019.01.11ファンあってこそ
- おすすめ2019.01.09手軽にできること
- 顧客管理2019.01.07いろいろな考え方がある
- おすすめ2018.12.26良いものは活用するべき!