「資産」と言う言葉があります。


通常、企業の経済的資源で「土地や建物、製造機械」などを指します。


「顧客資産」・・・これもビジネスにおいては非常に重要です。


この顧客資産を有効活用しない限り、ビジネスの発展はあり得ません。


土地や建物などは目で見ることができますが、顧客資産(信頼関係など感情的な意味)は目で見ることができないものです。


しかし、目で見ることができない資産を積み上げていくと、やがてそれはとてつもない資産となり、ビジネスを安定維持させることができます。


コンピュータシステム構築の考えも、実はこれに近いです。


システムは問題解決のため構築されますが、ベースとなるものはそれまで他の事業などで得たノウハウ(資産)なのです。


この資産を多く持っている人が創るシステムは、一般的に素晴らしいシステムとなります。


ただ、資産を積み上げるために、多少の時間が必要となることは覚悟しなければなりません。


この場合、すでに資産を持っている人(企業)をパートナーとして選ぶこともありです。


いろいろな資産がある中で、最初に考えなけれなならない資産・・・


それは「顧客資産」。


この考えだけは、昔の時代から続いているものなので、大切にしたいですね。


この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。