企業の「フアン(リピータ)を育てる」には、どうすればよいのか?


これは、どんな業種・業態であれ一番大切なことです。


『顧客は「商品やサービス」が創りだす「価値」に対して、対価である「お金」を支払う』・・・これを強く意識しましょう。


決して、商品やサービスそのものに対して、お金を支払っている訳ではありません。(これはとても重要なことです)


そこで、この「価値」を相手に強く感じさせれば、顧客に高い「満足感」を与えることができます。


いわゆる「価値訴求」です。


価値とは、ある意味「企業が創り出す」ものです。


プロモーション活動を通じて、いかに「顧客のニーズ」に対する「価値」を伝えられるか・・・。


この価値を顧客へ上手く伝えることができないと、残念ながら次につながりません。


リピータとして、育てることができないのです。


では「価値の伝え方」について考えてみましょう。


まずは、企業の「こだわり」を伝えること。


具体的には次の通りです。


①この商品やサービスを創った「経緯」


②この商品やサービスを選ぶことによる「顧客のメリット」


③この商品やサービスを顧客へ「提供する理由」


これらのことを、企業が情報発信することで、顧客の心を捉えることができます。


商品やサービスの価値の感じ方は、顧客によって違いますよね。


しかし、伝え方次第で、それは大きく変わるはずです。


例えば、すでに商品やサービスを利用した人の「リアルな体験(顧客の声)」を伝えることにより、価値がより高まることもあるでしょう。


要するに、企業が「価値を最大化する」方法を取り入れることで、確実に「ファン育成」へとつながっていくのです。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。