通常、ビジネスでは次回のアポイントを取ることが、非常に重要な要素となります。

 

お客様に対し、「〇〇に伺いますので、それまでにご確認をお願いします・・・」など、

 

あなたも、ごく当たり前に対応していませんでしたか?

 

一方、店舗型ビジネス全般を見ると、「次回の案内をする」ところは少ない気がします。

 

やっと店舗へ来てくれた人たちに対して、「1回きり」で終わらせてしまい、

 

「次へつなげる効果的なアクション」を行っていないのです。

 

例えば、サロン系ビジネスの場合、「次回は〇月○日頃がベストなので予約されますか?」など、

 

次回予約を精算時など、並行して実施するだけのことです。

 

お客様が日にちを忘れないために、カードへ目立つよう書き込む方法もありでしょう。

 

業態や業種にもよりますが、

 

1回きりで終わってしまう人たちの割合は、全体の70%位と言われています。

 

顧客管理をするためには、まずコンピュータシステムを導入・・・のような発想をしがちですが、

 

最初は、アナログ的なスモールスタートで一向に構いません。

 

それが順調に継続できれば、次のステップへと階段を上がるように続けましょう。

 

意識が高い人の中に、「わかっているけど続かない・・・」とおっしゃる方がおられます。

 

たぶん、いきなり高いハードルから始めてしまうから継続できないのです。

 

「できることから始める」・・・素敵な言葉ですよね。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。