「物事の本質を捉えないといけない」とつくづく感じます。
先代から受け継がれた、いつの時代においても決して変わらないもの、
これをしっかり理解し、活用することが非常に大切ではないかと・・・。
例えば、顧客管理に関して言えば間違いなく「大福帳の教え」でしょう。
昔の商人は、これを顧客とのコミュニケーション(信頼関係の構築)ツールとして活用していました。
今では、その一部が「POSシステムや顧客管理システム」などコンピュータが代行しています。
顧客とのコンタクト方法は、今ならSNSでしょうか・・・。
ほんのちょっと前までは、郵便などを利用したDMが主流でしたよね。
発送コストや個人情報保護の関係もあり、以前よりかなり少なくなりました。
しかし、少ないからこそ、逆に相手が目を通す機会も多いはずです。
あのGoogleが、リアルでのDM発送に力を入れていることは、あまり知られてはいません。
「DM発送はコストがかかる」・・・確かにその通りです。
これは、すべての顧客に対して発送しようと考えているからであり、実は全員に発送する必要などありません。
企業にとって、重要な顧客だけ絞って発送すればよいのです。
その根底こそ「大福帳の教え」です!
100年以上も続いていることですから・・・
やはり、それなりの深い意味はあります。
このあたり、真剣に取り組むと、まだまだ改善の余地はたくさんありそうですね。
この記事を書いた人
- 大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。
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