ビジネスを継続している事業所には、必ず何らかの「安定収益」があります。

 

ビジネスにおいて、毎月ゼロベースからのスタートは、正直、非常に辛いものです。

 

そこで、あなたが提供している商品やサービスの中に、

 

「顧客とつながり続けること」ができる、何か別の商品やサービスはありませんか・・・?

 

例えば、高齢者の利用する「補聴器」ですが、機器を購入することで、

 

購入者(顧客)との関係は、一旦終了のような気がします。

 

しかし、顧客が補聴器を長期に渡って利用するためには、「空気電池」が必須です。

 

空気電池とは、軽くて小型で水銀をほとんど含まず、さらに寿命も長いため、

 

毎日身に着けるものとしては、安全で最適な電池と言えるでしょう。

 

実は、補聴器ビジネスにおいて、「この電池販売が安定収益」となっています。

 

「補聴器を利用する顧客が増えることにより、おのずと電池の販売量も増える」

 

まさしく、顧客資産を有効活用したビジネスであり、是非参考にしたいモデルです。

 

特に、高齢者の場合、事業所が顧客との信頼関係を構築すれば、

 

取引は長く続く傾向にあり、また口コミによる新規客の紹介へもつながります。

 

補聴器についての例はわかりやすいモデルですが、

 

今、あなたが行っているビジネスにおいても、補聴器のような例を必死に考えてみると、

 

何か妙案が浮かぶかも知れません。

 

今のビジネスから、「顧客資産を有効活用したビジネスができないか」考えてみましょう!

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。