本当に久し振りの投稿です。

 

昨年からの家族の病気療養、

 

年初からは両親の本格的な介護が始まり、

 

私を取り巻く生活スタイルが一変しました。

 

その間、初めて体験したこともあり、

 

また「今後について真剣に考えなければ・・・」

 

と思うことが多々ありました。

 

現在、あなたが40~50歳代で親がいらっしゃるのなら、

 

切実な問題として、早めに準備や検討されることを強くお薦めします。

 

今回、患者の家族という立場から、

 

医療現場での「患者管理」という点で感じたことをまとめます。

 

医療現場では、患者を治癒させることが第一優先ですが、

 

患者が高齢者の場合、

 

例えば認知症を完治させることは、現在の医療では困難です。

 

従って、現場では現状維持もしくは緩和ケアを中心とした、

 

医療対応にならざるを得ません。

 

一方、患者の家族には、

 

「今後どうすればよいのだろう・・・」という不安や悩みが生まれます。

 

医療費や入院費に関すること、その後の施設入居手続き(利用料)など、

 

特にお金に関する問題が、心配ごとの中心であり、

 

またその対応に苦慮します。

 

しかし、有難いことに「自治体による支援策」や

 

「家族信託」を利用するなど、

 

家族の不安や悩みを多少和らげる制度があるのですが、

 

それを知らない人も多いです。

 

そこで、患者の症状を一番理解している病院、

 

あるいはその提携機関が連携し、

 

患者の家族に対するフォローまで、しっかりできれば素晴らしいと思いました。

 

これからの高齢化社会、認知症患者の増加は間違いないため、

 

患者とその家族まで、安心できる管理体制を考える必要がありそうです。

 

私は顧客管理の方法や手順をアドバイスしていますが、

 

今回、一連の病院などやり取りを通じ、強く感じたことは次の通りです。

 

一般の顧客管理の目的は、顧客との信頼関係をつくり、

 

顧客と長く取引を続けられるようにすることです。

 

病院など医療機関の患者管理の目的は、

 

患者との信頼関係はもちろん大切ですが、

 

患者の家族とも信頼関係をつくり、

 

患者とその家族が不安や悩みを和らげる存在であって欲しいものです。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。