ビジネスにおいて、「利益」は非常に大切です。

 

結局、苦労して得た利益の中から、日々の活動経費が捻出される訳ですから。

 

しかし、利益と言われ、あなたは「これ位の利益があれば良いなぁ・・・」など、

 

漠然と考えたことはありませんか?

 

以前の私なら、間違いなくこの発想でした。

 

例えば、「売上 - 仕入 = 利益」のような公式が浮かびます。

 

この場合は、利益を「結果」としか見ていません。

 

そこで、逆の発想で考えてみましょう。

 

最初に、あなたにとっての「理想の利益」がどれくらいかを決めます。

 

次に、理想の利益を達成するために、あなたならどうするのか考えるのです。

 

仮に、利益目標を達成するためには「提供している商品やサービス」を

 

「どれくらい販売しなければならないか」など具体的な数値が出たとします。

 

その結果、目標達成するためには、

 

「かなりの数量を販売しなければならない」となったら、他の方法として、

 

「提供している商品やサービスの価格を上げることができないのか?」など、

 

具体的な見直し策を考えることになるはずです。

 

現実は、こんな単純なことで終わると思えませんが、

 

「理想の利益から考える」という発想はビジネスでは重要だと思います。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。