顧客管理を考える場合「顧客との接触は重要」です。
この原則は、いつの時代でも変わりません。
ただ、接触するための方法が、時代とともに変化しているだけです。
少し前なら、自宅などへ郵送されたDMであり、
FAXDMなど・・・最近ならメールあるいはSNSでしょうか。
かなり昔の話しですが、
なじみの中古楽器を扱っている店舗から、
「最近入荷したリスト」が定期的に郵送で自宅へ届いていました。
自分がギター好きもあって、
そのリストだけは必ず目を通していました。
気になるギターがリストに載っていると、
当然ですが店舗まで見に行きました。
ほとんどは見るだけで、
店主の許可をもらって試奏するだけでしたけど・・・。
そのとき、「せっかく店舗に来たのだから・・・」と、
ギターの弦など小物類を購入していました。
今思えば、「ついで買い」ですよね。
DM郵送した全員が来店する訳ではないし、
ましてやリスト掲載の楽器を購入することも少ないでしょう。
しかし、自分のように金額は別として、
他の商品を購入する確率は高くなります。
ですから、
企業として「顧客との接触する場面を多く作ること」は、
真剣に考えなければならないひとつと言えます。
あなたは、そのような場面を意識して作っていますか・・・?
この記事を書いた人
- 大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。
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