どんなマネジメントシステムでも、

 

「PDCAサイクル」をまわすことが重要です。

 

最後の「A(Act)」で、

 

「見直し・改善する」ところに注目しましょう。

 

「やりっぱなし」ではいけないのです。

 

学生時代、答案用紙を見ながら、

 

先生から正解を教えていただきましたよね。

 

これで、自分の間違いに気づき、

 

正しく理解することができます。

 

この行為は、

 

自分の理解度を高めるために有効な手段でした。

 

企業においては、

 

組織の方針・手段およびプロセスを管理し、

 

継続的に改善するために「PDCAサイクル」を活用します。

 

ある事業を推進する中で、

 

いろんな企業活動を実践しますが、

 

上手くいくときもあればそうでないときも多いです。

 

その場合、原因を見つけ出し、

 

改善し続けることが良い結果へと結びつき、

 

最終的には企業収益にもつながります。

 

この考え方を

 

「顧客管理」にも、是非活用していただきたいのです。

 

事業規模・内容・予算など違いが各々ありますから、

 

まずはできるところから少しずつ始めてみましょう。

 

基本は、顧客を「ライフサイクルで考える」ことです。

 

顧客を集めるところから始まり、

 

何らかの理由で離れるまでを、

 

「フローチャートなどで表す」と分かり易いと思います。

 

さらに「個人情報保護の要素」を、

 

フローチャートに含ませることができればより完璧ですね。

 

こうして完成したフローチャートを見ながら、

 

定期的に問題点などを洗い出し、

 

改善を重ねることでブラッシュアップされていきます。

 

その際、

 

「対策が取れたこと・対策が取れなったこと」が、

 

当然出てくると思われます。

 

対策がすぐ取れなかったことは、

 

必ず「リストに残しておくこと」を忘れないでくださいね。

 

これは、

 

残しておくことで「常に意識させておく狙い」があります。

 

このあたりはいろいろな書籍がありますので、

 

そちらも是非参考にしてください。

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。