企業の多くが、ポイントカード会員募集など

 

「顧客情報を収集する」ことに熱心です。

 

確かに、顧客の氏名・住所を始めとする詳細な個人情報は、

 

ビジネスにとって非常に有効な顧客資産となります。

 

顧客情報を得ることで、「企業側から顧客へ接触できる」からです。

 

ところが、最近、企業の多くから「顧客情報を集めづらくなった」

 

との意見が上がっています。

 

社会の個人情報保護に対する意識が高まり、

 

詳細な個人情報を収集することは、以前よりむずかしくなりました。

 

そこで、発想の転換です!

 

そもそも、

 

ポイントカード会員など「全員の詳細な個人情報が必要」ですか?

 

もう一度考え直してみましょう!

 

私の意見として、「全員の詳細な個人情報はいらない」との立場です。

 

ではどうするのか?

 

それは・・・

 

『あなたにとって大切な顧客の個人情報だけを正確に収集する』

 

この発想で十分だと思います。

 

ポイントカード会員すべての詳細な個人情報を収集することで、

 

「個人情報の管理」などが大変になりますし、

 

「情報漏えいのリスク」を抱えることになるのです。

 

従って、

 

通常は顧客と接触できる最低限の個人情報だけを収集し、

 

詳細な個人情報の収集については、

 

大切な顧客だけに特化する方法へと改めましょう。

 

あなたのビジネスに最適な方法がありますから・・・。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。