顧客に何度も取引していただければ、事業は安定します。この当たり前のことがわかっていながら、実際どうしたらよいのか悩む訳です。信頼関係を構築することは非常に大切です。しかし、顧客が行動する何か「きっかけ」をつくることも考えないと・・・。

 

そんなとき、こんな方法を取り入れてはいかがでしょうか?
あなたは「ゲーミフィケーション」をご存知ですか?ゲーミフィケーションとは、「ゲーム化する」という意味です。

 

ビジネスにおいては、日頃行っている仕組みの中にゲーム的要素を持ち込んで、本来の目的を達成するために利用します。例えば、業務改善を目的とします。スタッフから改善案が提示されるたび、掲示板にシールを貼ります。ある期間で、シールの枚数が多かったスタッフに何かプレゼントをします。

 

プレゼントは高価な物にする必要はありません。掲示板やシールも工夫して、楽しく参加できるようにするとベストです。このように、業務改善が目的ですが、ゲームに参加する雰囲気を出すことで、多くの改善案を期待しているのです。

 

ある店舗では、スタンプカードでこのゲーミフィケーションを活用しています。スタンプカードが満点になるたび、役職がどんどん上がるのです。係長・課長・部長・・・社長と、顧客を役職で呼ぶ徹底ぶりです。楽しそうですよね。店舗内が顧客同士で盛り上がるみたいです。

 

ある店舗へ「ドリームビンゴカード」という、ポイントカード導入のお手伝いをしたことがあります。このポイントカードは、一定のポイントが貯まると、ビンゴゲームの枠内にマークが自動に出現します。また、ポイントカードが満点になると、同時にビンゴが確定するようになっています。ビンゴの揃った絵柄によって、顧客への特典内容が変わるというシステムです。

 

これも、まさしくゲーミフィケーション。顧客に「何度も来店していただくこと」が本来の目的ですが、顧客の中には、どの絵柄でビンゴが揃うのか楽しみにしている人もいらっしゃるようです。「もうすぐ満点ですね」・・・とか、顧客とスタッフとの「コミュニケーション・ツール」としても利用されています。

 

現在、あなたがかかわる事業の中で、ゲーム化できることはありませんか?
知恵を絞ることで、いろいろな方法が考えられるはずです。一度試してみてはいかがでしょうか・・・。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、OA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計などに携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムの販売担当となる。
その後、カード後加工(エンボス、エンコードなど)の情報処理専門企業へ入社し、カードの総合的な知識を習得する。また、大手アミューズメント企業向会員管理の業務受託を通じて、プライバシーマークの取得・更新にもかかわった。(更新審査4回に立ち会う)
現在、ビジネスマッチングにも積極的にかかわり、多くの異業種コラボを実現している。顧客資産の運用アドバイスを中心にしながら、企業PR・商品やサービスPRなど販促活動も行っている。また、将来有望な人材に対して、セミナー開催や事業アドバイスなどの支援活動をライフワークとしている。