喫茶店には「コーヒーチケット」があります。



顧客側からすると、馴染みのお店で毎回飲むコーヒーだから、

 

多少でもお値打ち感のあるチケットを選びます。



お店側からすれば、前金ですからキャッシュフロー的にはありがたいです。



コーヒーチケットの場合、原則コーヒーという単一商品のみですが、



これをどの商品やサービスにも利用できるようにしたい・・・。

 

それなら、



顧客から先に一定金額をチャージ(入金)してもらい、



利用金額分を都度減算していく仕組み(プリペイドシステム)
があれば、



可能です。



顧客が誰かを特定するためのツールは必要になりますが、

 

「会員カード」や今なら「スマートフォン」で認証が可能です。



この仕組み・・・店舗ビジネスでしか利用できないと考えがちですが、



実は、企業間での取引でもOKです!



貸し倒れの高い業種など、先に金額チャージしていただくことで「回収リスクを軽減」できます。



具体的な業種として、現在、「産業廃棄物業」で利用されています。



この仕組みを取り入れるメリットは、確かに前金制も魅力ですが、

 

「顧客維持」においても効果が期待できるのです。



例として、利用内容に応じた「ポイント付与」など特典を付けることができます。



あなたの事業でも、この仕組みを取り入れてみませんか?



びっくりするくらい、簡単に導入できますよ。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。