ビジネスにおいて、必ず話題になる言葉として「絞り込む」があります。

 

「フォーカス」と言われる人も・・・。

 

この「絞り込む」ですが、本当によく聞く言葉です。

 

ある著名なコンサルタントも、まず最初におっしゃっていました。

 

それはなぜか・・・?

 

それは、ビジネスにとって非常に重要なことだからです。

 

考え方として、

 

①商品・サービスを絞る

 

②顧客を絞る

 

③金額を絞る ・・・など。

 

絞り込むことで、事業の幅を狭めている気もしますが、

 

むしろ顧客ターゲット層などが明確となり効果が発揮されます。

 

万人受けする「商品・サービス」は、もう顧客に受けいられません。

 

例えば、

 

「当店はお子様からお年寄りまで楽しめるメニューになっています」と、

 

「当店は激辛メニューが豊富なので激辛ファン集合!」

 

では、

 

顧客を絞っていますが、はっきりしていますよね?

 

「お子様からお年寄りまで・・・」では、

 

顧客ターゲット層が明確でなく、

 

お店側が誰に対して情報発信をしているのか曖昧です。

 

絞り込むことは、結果、「ファン」を作りやすくなります。

 

ファンは何度も購入(利用)してくれる人たちであり、

 

事業者はこのファンを生み出すことに注力するべきです。

 

ファンは、

 

気に入った事業者を知人や友人などへ紹介してくれます。

 

このサイクルが、上手く周り始めると、

 

事業者の売上(利益)が安定するのです。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。