自宅近くにある「スーパー銭湯の閉店ニュース」を新聞記事で初めて知りました。

 

周辺の同業者との競争激化に敗れ、収益が低下したことによるものです。

 

今後は、「本業を中心としたビジネス展開を行っていく」との記事内容でした。

 

いわゆる経営多角化を目指したスーパー銭湯事業であり、結局、失敗に至った訳です。

 

記事で発表される前から、私はこのスーパー銭湯前を通るたび、

 

気になっていたことがありました。

 

駐車場の車両台数が極端に少なく、「このスーパー銭湯の経営・・・大丈夫かなぁ?」と、

 

私はこのスーパー銭湯の関係者ではないのですが、なぜか心配になっていました。

 

それ以降、私は前を通るごとに注意深く様子を見ていましたが、なんと・・・ある日から、

 

「入浴料値下げ案内の旗」が駐車場周りに並び始めたのです。

 

それを見た瞬間、私は「やってしまったのか・・・」、「もうダメだな・・・」

 

という気持ちになりました。

 

ご存知の通り、スーパー銭湯事業は典型的な「リピーターで成り立つ事業」のため、

 

それを一番に考えた事業戦略を実施しないといけません。

 

施設や設備は経年劣化により、少しずつ老朽化が進むため、

 

近くに新しいスーパー銭湯が誕生すると、

 

顧客がある程度そちらへ流れてしまうことは仕方ありません。

 

それは覚悟のうえ、それでも「顧客に何度も来店していただける理由を創り出す」ことです。

 

「入浴料値下げ」という安易な発想ではなく、入浴料を維持したままで再来店を促せる方法

 

考えて欲しかったと思います。

 

利用者が減っていたところへ、さらに入浴料を値下げしたら、

 

収益が悪化することは当然ですよね。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。