利用者を特定するときに使われるカード。

 

紙製やプラスチック製など、様々な仕様があります。

 

でも、「カード」と言えば・・・

 

プラスチック製を指すことが多いようです。

 

金融機関で利用される「クレジットカード」や「キャッシュカード」など有名ですね。

 

これらのカードですが、カード上部にある「磁気テープ」に情報が書き込まれており、

 

その情報をカードリーダーが読み取ることで、カードの持ち主(個人)を特定しているのです。

 

あなたは、この磁気テープに書き込まれている情報量がどれくらいか・・・ご存知ですか?

 

実は、たったの72文字(厳密に利用可能な文字数は69文字)。

 

驚きましたか?

 

従って、偽造カードが作りやすいという理由で、金融機関ではICカードへ少しずつ移行しています。

 

ICカードに変更する(情報量が格段に増える)ことにより、偽造しにくいカードへと変わります。

 

しかし、カードリーダーも同様に変えなければならないため、

 

社会全体に拡がるまで、しばらく時間がかかりそうです(導入コストも膨大です)。

 

なじみのある磁気テープ付カード【通常、「磁気カード」と呼びます】ですが、

 

時々、「反応してくれない」場合があります(「エラーカード」と呼びます)。

 

エラー理由のほとんどが「磁気不良」です。

 

磁気不良とは「磁気部分が何らかの原因で消えてしまう」ことを言います。

 

具体的には、磁気テープ部分を「強い磁気の発生するもの」に近づけたりすると。

 

その部分が消されてしまうのです(上書きされるイメージ)。

 

よって、カードを通しても、カードリーダーはカード認識ができなくなります。

 

今では、磁気テープの代わりとして「バーコード」を認証することが多くなってきました。

 

バーコードであれば、磁気テープのような現象が起きないため、好んで利用されるようになりました。

 

最近では、カードではなく「スマートフォンで認証させよう」という動きも出ています。

 

時代の移り変わりとともに、これらツールはどんどん変化していきます。

 

人も「変化できないと」生きていけません。

 

ある意味同じですね・・・。

 

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。