ビジネスの世界では、初回の取引発生から2回目の取引が非常に難しいです。

 

ある調査によると、初回の取引総数のうち「70%位は初回取引だけで終わる」とも言われています。

 

自分が過去の行動など振り返ってみると、確かに「1回きり」のところが多いかも・・・(納得)。

 

すると、残り30%は複数回の取引をしていただける計算。

 

数値的には、案外正しいのかも知れませんね。

 

しかし、

 

そこで、「仕方ないよ・・・」とあきらめるのか、

「なんとかならないか・・・」と考えるのか、

 

この差は大きいです。

 

今、あなたへ「顧客に対して2回目の取引につなげる何かを行っていますか?」

 

と質問したら、

 

ほとんどの人が「別に何も行っていません」と答えることでしょう。

 

最後は顧客の判断に委ねる訳ですが、でもあなたは2回目につなげる何かを行うべきです。

 

例えば、飲食店なら名刺サイズのチケットを精算時に顧客へ配布し、

 

チケットの貯まった枚数により、顧客へ特典を与える方法などいろいろ考えられます。

 

これなら、簡単にできますよね。

 

2回目につなげる「何か(簡単にできることでOK)」をあなたも愚直に続けてみませんか?

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。