自分たちの「ファンを作ろう!」とよく言われます。

 

確かにその通りで、ビジネスにおいて「ファンづくり」は非常に大切なことです。

 

しかし、あなたがあたりかまわず「ファンになってください!」と訴えてみても、

 

相手には嫌がられるだけで、かえってあなたから離れて行くことでしょう。

 

まずは、相手から見て、あなたが「魅力的な存在」でなければなりません。

 

ただ、万人から魅力的に思われる必要はなく、

 

あなたのことを「必要と思ってくれる人たちに魅力的な存在であれば良い」のです。

 

音楽業界に目を向けると、ミュージシャンには熱烈なファンがいます。

 

彼らは、ミュージシャンが創り出す音楽スタイルなどに共感し、

 

さらにミュージシャンを応援することで、ミュージシャンの育成にも協力します。

 

ここでのポイントは、「先に価値を伝える」ことです。

 

ミュージシャンが創り出す(提供する)音楽スタイル【価値】に魅力を感じるからこそ、

 

彼らは応援したくなり、その輪は拡がり、少しずつファンが拡大していきます。

 

ミュージシャンは先に価値を伝えるために、楽曲などを提供しますが、

 

ビジネスでは「あなたの価値がどんなものなのか」「コンテンツを発信する」必要があります。

 

社会にとって、素敵な商品やサービスを提供しているはずなのに、

 

なかなか、あなたが理想とする結果に至らない理由は、まさしく・・・

 

対象者に対し「あなたの価値が十分伝わっていない」ことによるものです。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。