ビジネスの中に「会員制的な要素を取り入れる」ことは絶対必要です。

 

会員制的な要素は経営者にとって、「安定収益につながる」ものであり、

 

この要素がビジネスに組み込まれていないと、残念ながらいずれ疲弊します。

 

経営者なら誰でも経験することですが、毎月ゼロからのスタートは非常にきついです。

 

月の初めには、ある一定の収益がすでに見込まれ、

 

「あとこれだけ頑張れば・・・目標に達成する」という状態であるなら、

 

ちょっと大きな商談にもチャレンジすることができます。

 

何より精神的苦痛から解放されることが、一番大きいかも知れません。

 

従って、あなたのビジネスを継続させるためには、

 

まず「ビジネスの枠組みに必ず会員制的な要素を取り入れる」ことです。

 

私の営業体験から、目標数字に対し「一定収益(ベース)」があり、

 

不足数字を補うため、「利益の多い商材で営業活動」をしていた時期を思い出し、

 

非常に充実していた記憶があります(コンピュータの黎明期ですが・・・)。

 

また、利益の多い商材は、売上までに時間を要することが一般的なため、

 

まず受注活動に専念し、受注金額を計画的に上積みすることを意識していました。

 

受注分は、結局、何ヶ月後に原則売上が計上される訳ですから、

 

営業としては、売上や入金のタイミングだけを注意すれば良いのです。

 

会員制といっても、会員を集めることではなく、要素を取り入れるという意味ですから。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。