異なる業態同士が協力し、あるターゲットへビジネスを仕掛けるケースが、
大手企業を中心に増えてきました。
最近では、コンビニなどそれらの重要なポジションを占めていますよね。
しかし、小規模でビジネスを展開している企業において、
異なる業態同士で協力し合うケースは、今のところ非常に珍しいです。
20年以上前に読んだ本の中で、ビジネスはそれぞれの立場により、
「うれしさを感じるタイミングにズレがある」という一節を読んだ記憶があります。
例えば、新車を販売する営業マンは、
「購入者から受注したときにうれしさが最高」です。
一方、購入者は、
「納車されるまでと、納車後のことを想像しながらうれしさが最高」となります。
このように、それぞれの立場により、うれしさを感じるタイミングが異なるのです。
「受注 → 納車 → 納車後」を一本の線として捉え、
これらをすべてコーディネートしてくれるところ(事業者)があると、
購入者と事業者も「うれしさを継続させる」ことができそうな気がしませんか?
自動車ディラー、保険、神社(お祓い)、車両アクセサリー販売、旅行・・・
ひとつの例ですが、このような発想から異なる業態同士が、それぞれの得意分野で、
ビジネスを作り上げていくことこそ、ますます重要な時代へと突入した印象を受けます。
この記事を書いた人
- 大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。
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