顧客管理をする場合、通常、「氏名・住所・生年月日・性別・・・」などイメージします。


確かに、これらは非常に大切な属性であり、欠かせないものでもあります。


しかし、事業規模があまり大きくないところで、画一的な情報収集をしても、あまりビジネス効果はありません。


もっと、顧客の身近な情報を「キーワード」にし、メモ感覚でデータ入力していきます。


気になった「キーワード」を入力すると、その対象者が簡単に抽出・・・


小さな店舗などでは、このような「顧客情報の活用」が望ましいかと思います。


例えば、最低限の情報以外に、


ダイエット中、健康食品、ウォーキング同好会参加・・・(短い文章でもよい)


これらを「キーワード」として、対象顧客の情報に追加していく訳です。


そこで、蓄積された顧客データの中から、気になった「キーワード」で検索すると・・・


瞬時に対象者が絞れる。


①新しい「商品やサービス」を購入(利用)してくださった理由は?


②関係する「キーワード」で絞り込む。


③抽出結果を基に対象者へ何らかのメッセージを発信する。


こんなフローです。


ただ、これらを利用するためには、最新の顧客情報を追加しなければなりません。


顧客カルテを作成するかのように・・・そのためには。


「顧客と接触する機会を多く」作らないと。


結局、最後はここにたどり着きます。

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。