ビジネスを「仕組み化する」・・・よく聞く言葉ですね。
そうは言っても、なかなかすぐできないのが現実。
そのようなときには、いきなり大きなことから考えるのではなく、
身近なところから始めてみると良いかも知れません。
自分が、まだ20代頃の話しです。
非常に大切な約束ごとを忘れて、
得意先にご迷惑をお掛けしたことがありました。
日々の忙しさの中で、単純に忘れてしまったのです。
これを教訓に、私は「チェックノート」を作りました。
「日付・要件・チェック欄」というシンプルな内容で、
ノートに罫線を入れただけです。
やらなくてはいけないが、すぐできない場合は必ず記帳しました。
最低、朝と夕方には必ずノートを開き、
未処理事項を確認して対応しました。
作業完了したものには、チェック欄へ「レ点」を入れます。
これらを「仕組み化および習慣化」させたことで、
以降大きなミスが少なくなりました。
せっかく、素敵なビジネスモデルを考えたにもかかわらず、
考えた人の頭の中にしかなかったり、
運用方法が上手くまとめられていなければ、
大きな効果は期待できません。
可能なら、日時処理・月次処理・年次処理など、
その時々に応じた対応方法が、具体的にまとめてあると理想です。
あとは、出来上がった仕組みを実践し、
問題点など改善するための「定期的な見直し」を、
忘れずに行ってください(PDCAサイクルです)。
これらの仕組みが円滑に回り始めると、
期待していた結果が生まれ、
やがて、オリジナルのものとして、あなたの屋台骨となることでしょう。
この記事を書いた人
- 大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。
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