私事ですが、社会人となって初めに配属された部署がズバリ営業職でした。
当然ですが入社3ヶ月後、新入社員に対しても「営業目標金額」が課せられました。
就職した業界がコンピュータ業界(OA機器販売等)という、当時、まだ新しい業界だったためか、
営業目標金額は一般的な売上目標ではなく、「粗利目標(売上-仕入)」でした。
就職先がコンピュータ専門商社のため、仕入金額は明確になっており、粗利金額が算出しやすい環境ではありました。
他業界では、まだ高度成長時代のなごりもあって、売上目標を掲げていた企業が多かったような気がします。
俗にいう「売上が増えれば、自ずと粗利は増える」」という発想で、
当時、友人たちの勤める企業の多くが売上目標でした。
そんな中、自分の職場は、最初から粗利金額が重視され、営業成績にも反映されていたのです。
今思うと、「粗利金額をいかに増やしていくか」を常に考えたビジネス活動を続けることで、
仕入先との価格交渉スキルなど仕事を通じて身に付き、結果、自分にとっては大きなプラスになったと思います。
やはり、ビジネスは「利益(粗利)が大切」という考えは、今でも自分の中ではまったくぶれていません。
当たり前ですが、利益が「ビジネス活動の原資」となる訳ですから、
少しでも増やしていくことを考えないといけません。
また、利益が安定化しないと、ビジネスを続けることは困難になります。
このあたり、ビジネス活動を続けるうえで、当たり前ですがしっかり再認識したいものです。
この記事を書いた人
- 大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。
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