顧客管理のひとつに、

 

「カードを活用した」方法があります。

 

この方法の目的には、

 

経営者が「顧客を囲い込みたい」という気持ちが込められています。

 

昔は「カード会員には一律5%の値引き対応します」など、

 

価格のメリットを強調してカード会員など集めていました。

 

今では、購入金額や利用回数などをポイント化し、

 

顧客に何度も取引していただけるような方法が主流です。

 

これも、ある意味「顧客を囲い込みたい」という考えに近いかも知れません。

 

この「顧客を囲い込みたい」は、

 

経営者側の発想であり、顧客側の望んでいるものでは決してありません。

 

そこで、顧客に「このような企業なら【囲い込まれたい】・・・」

 

という気持ちを持たせることが出来たらどうでしょう!

 

具体的には、顧客が望む(欲しい)情報を教えるなど、

 

企業が顧客の「コンシェルジュ」的な存在になるのです。

 

では、どうすれば・・・?

 

企業が扱う商品やサービスによって、どう対応したらよいのか悩みますよね?

 

そのときは、

 

「顧客に訊く」こと。

 

これが一番です。

 

ビジネスの始まりは、顧客が「困っていることや悩みごとを解決させること」ですよ。

 

あなたは、顧客から「囲い込まれたい」存在にならないと・・・。

 

この記事を書いた人

大久保 久明顧客管理・顧客資産運用アドバイザー/情報セキュリティ管理士
大学卒業後、コンピュータ専門商社でOA機器およびシステム販売、サプライ品販売、コンピュータ帳票の設計など携わる中で、カードを活用した顧客(会員)管理システムに出会う。業界30年以上のキャリアがある。現在は、「事業の利益改善には、顧客管理を通じて顧客との強固な信頼関係を構築することが最も重要である」との考えから、顧客資産の運用方法、さらに異業種とのアライアンスの推進など、経験に基づいたアドバイザーとして名古屋地区を中心に活動を続けている。また、事業の中に「なんらかの会員制を導入するべき」と提言し、導入方法などのアドバイスも行っている。「ポイントシステム(カード等)と連動した顧客管理の構築」、「個人情報保護管理体制の整備」など、情報セキュリティを含めた顧客管理に関する分野の専門家。最近では、事業目的や内容が近く、双方にメリットの感じられる企業や人同士を「つなげる」ためのコーディネート実績も多い。